冷房・暖房と頭皮|「乾燥」「ベタつき」「かゆみ」が増える理由と対策

2026年2月19日

冷房や暖房の季節になると、「頭皮がかゆい」「フケが出る」「ベタつくのに乾燥する」「抜け毛が増えた気がする」といった相談が増えます。

これは気のせいではなく、空調によって室内の温度と湿度が変わり、頭皮の水分と皮脂バランスが崩れやすくなるからです。

頭皮は顔と同じ“肌”。空調の影響を受けると、髪の印象まで変わって見えることがあります。

冷暖房で頭皮トラブルが増える理由

まず冷房は、汗を冷やして蒸発させる過程で体表の水分を奪いやすく、頭皮も乾燥しやすくなります。さらに冷房で体が冷えると血流が落ち、首肩がこりやすくなり、頭皮が硬く感じる原因にもなります。

一方、暖房は室内の湿度を下げやすく、頭皮の乾燥が進みやすい。乾燥が進むとかゆみが出て掻いてしまい、赤みや炎症につながることがあります。

これが「頭皮環境の悪化」に直結します。

頭皮環境の悪循環

厄介なのは、乾燥しているのにベタつくケースです。頭皮が乾くと守ろうとして皮脂が増えることがあり、「乾燥→皮脂増加→ベタつく」という状態になりやすい。

ここで洗浄力の強いシャンプーや熱いお湯でゴシゴシ洗うと、さらに乾燥が進み、悪循環に入りやすくなります。

空調の時期ほど“強く洗う”より“整える洗い方”が重要です。

整える洗い方

今日からできる対策は、頭皮の水分と皮脂のバランスを崩さないこと。

まず、お湯の温度は38℃以下。予洗いをしっかりして、シャンプーは泡立てて指の腹でやさしく洗います。すすぎ残しはかゆみやベタつきの原因になるので、耳後ろ・襟足・つむじは丁寧に。

トリートメントは頭皮につけず中間〜毛先のみ乾かすときは頭皮から乾かし、根元を起こすようにするとトップの印象も整います。

空調対策

さらに空調対策としては、室内の湿度を意識するのが効果的です。加湿器があれば理想ですが、難しい場合でも、濡れタオルを干す、湯気が出る時間を作るなどで乾燥は和らぎます。

また、冷房で体が冷える人は首の後ろを温めるだけでも血流が整い、頭皮の硬さがラクになることがあります。頭皮の乾燥が強い人は、頭皮用の保湿ケアを取り入れると、かゆみやつっぱり感が落ち着きやすいです。

 

冷房も暖房も、頭皮にとっては“乾燥リスクを上げる環境”。空調の時期に頭皮トラブルが増える人ほど、洗い方・乾かし方・保湿・体の冷え対策をセットで整えるのが近道です。

まずは2週間、ぬるめの温度、泡洗い、頭皮から乾かす、この基本を徹底して、頭皮の土台を安定させていきましょう。


執筆者

小田原慎

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