睡眠と髪の毛の関係|50代から「髪が弱る人」が見直すべき理由

「最近、髪が細くなった気がする」「抜け毛が増えた」「白髪が目立つ」――こうした変化があると、シャンプーや美容液を見直したくなりますが、実は同じくらい重要なのが“睡眠”です。
髪は頭皮の中で作られます。そして体は、起きている時間よりも、寝ている時間に回復と修復を進めます。睡眠が乱れると、頭皮も髪も“回復が追いつかない状態”になりやすく、それが髪の変化として表に出てくることがあります。
髪と睡眠の関係性
睡眠が髪に関係する一番の理由は、体のメンテナンスが夜に行われるからです。髪を生み出す毛根も例外ではなく、睡眠中の回復の質が落ちると、髪が細くなったり、ハリ・コシが落ちたりしやすくなります。
また、寝不足が続くとストレスホルモンが高まりやすく、自律神経が乱れて血流や皮脂バランスが不安定になり、頭皮が乾燥したりベタついたりと“荒れやすい状態”になりがちです。
頭皮が不安定になると、抜け毛が増えたように感じたり、トップがつぶれて見えたりして、薄毛の不安が強くなることもあります。
睡眠を整えるには?
特に50代は、若い頃と同じ睡眠時間でも「深く眠れない」「途中で起きる」という変化が出やすい年代です。
ここで重要なのは、睡眠時間を完璧に増やすことよりも、睡眠の質を下げている原因を減らすこと。たとえば就寝時間が毎日バラバラだと、体内時計が乱れて回復が不安定になります。
まずは、平日と休日の差を小さくして“寝る時間を揃える”だけでも、髪と頭皮のコンディションは整いやすくなります。
睡眠のための3STEP
今日からできる現実的な対策は3つです。
1つ目は、寝る90分前からスマホやPCの時間を減らし、目と脳を休めること。眼精疲労は首肩こりにつながり、頭皮の緊張と血流低下を招きやすいので、髪にとっても損になります。
2つ目は、入浴で体を温めてから寝ること。首の付け根を温めるだけでも緊張がゆるみ、寝つきが良くなりやすいです。
3つ目は、夕食でたんぱく質を少しでも入れること。髪の材料が不足すると、回復の効果が出にくくなるため、睡眠と栄養はセットで考えるのがコツです。
髪の悩みは、頭皮ケアだけで解決しないことがあります。睡眠が整うと、頭皮のかゆみやベタつきが落ち着いたり、トップの立ち上がりが出やすくなったり、髪が扱いやすくなる人も多いです。
まずは1週間、寝る時間を揃える・画面時間を減らす・入浴で温める。この3点を試して、頭皮と髪の“回復力”を取り戻していきましょう。
執筆者
小田原慎
ルーチェグループ代表。美容業界25年、美容室6店舗経営。長年、多くの大人女性の髪と頭皮と向き合ってきたヘアケアの専門家。
美容師の経験から、お客様1人ひとりのお悩みに寄り添い、その方に本当に合うヘアケアをお伝えすることを、とても大切にしています。