栄養不足と白髪の関係|「年齢だけ」と決めつけない見直しポイント

白髪は基本的に加齢による変化ですが、「最近一気に増えた」「以前より目立つスピードが早い」と感じるときは、体調や栄養状態が影響している可能性もあります。実際に、ビタミンやミネラルが不足している人ほど白髪が目立ちやすいという報告もあり、栄養は“白髪の出やすさ”に関わる要素のひとつと考えられています。
栄養不足と白髪
髪の色は、毛根の中で作られるメラニン色素で決まります。栄養が不足すると、髪そのものの材料が足りなくなるだけでなく、色素を作る働きや毛根のコンディションにも負担がかかりやすくなります。
ただし誤解しやすい点として、「栄養を摂れば白髪が黒髪に戻る」と断定できるわけではありません。大切なのは、白髪を増やしやすい“土台の乱れ”を整えることです。
髪にいい栄養素
50代から意識したいのは、まずたんぱく質。髪の主成分はたんぱく質なので、不足するとハリ・コシが落ちたり、全体の元気がなく見えたりしやすくなります。
次に、ビタミンB12や鉄、亜鉛、銅といった栄養素も、髪や頭皮のコンディションに関わるため、不足が続くと影響が出やすいとされています。
食生活の見直し方
今日からできる見直しはシンプルです。
毎食、たんぱく質を1品(卵・魚・肉・大豆など)を入れること。
B12は魚介や肉、卵、乳製品に多いので「週の中でまんべんなく」。
鉄は赤身肉や魚、大豆などを意識し、野菜や果物などビタミンCの食材と一緒に取ると吸収の面で効率が良くなります。
逆に、極端な食事制限や欠食が続くと、栄養が髪まで回りにくくなることがあるので注意しましょう。
もし「白髪が急に増えた」「抜け毛も増えた」「疲れやすい」などの変化がある場合は、自己判断でサプリを増やすより、まずは食事の見直しと、必要に応じて検査で不足がないか確認するのが安心です。
白髪対策は、特別なことより“積み重ね”。10年後の髪の印象は、今の体の整え方で変わっていきます。
執筆者
小田原慎
ルーチェグループ代表。美容業界25年、美容室6店舗経営。長年、多くの大人女性の髪と頭皮と向き合ってきたヘアケアの専門家。
美容師の経験から、お客様1人ひとりのお悩みに寄り添い、その方に本当に合うヘアケアをお伝えすることを、とても大切にしています。