更年期と薄毛|50代で「分け目が目立つ」「ボリュームが出ない」が増える理由

2026年8月27日

更年期に入って「髪が細くなった」「分け目が広がった」「トップがぺたんこになる」と感じる方は少なくありません。
これは気のせいではなく、更年期の体の変化が髪と頭皮に影響しやすいからです。

ただし、ここで大切なのは“更年期だから仕方ない”で終わらせないこと。

更年期の薄毛は、原因が複数重なる分、土台を整えるほど改善の余地があります。

更年期の薄毛に関係しやすい大きな要因は、女性ホルモンの変化です。
女性ホルモンは髪の成長や太さ、ツヤに関わる部分があり、変動が大きくなると、髪のハリ・コシが落ちやすくなります。
その結果、髪が“減った”というより“細くなって密度が下がり、地肌が透ける”形で悩みが出やすくなります。
特に多いのが、分け目が広がる・頭頂部が透けるというパターンです。

さらに更年期は、睡眠の質が落ちやすく、ストレスや自律神経の乱れも起きやすい時期です。
寝不足やストレスが続くと、血流や皮脂バランスが不安定になり、頭皮が乾燥しやすい・ベタつきやすいなど、頭皮環境が乱れがちになります。
頭皮が不安定になると、抜け毛が増えたように感じたり、根元がつぶれてボリュームが出にくくなったりして、薄毛の不安を強めます。

また、栄養面の影響も見逃せません。
更年期は食事量が減ったり、欠食が増えたり、糖質中心になったりしやすい一方で、髪に必要なたんぱく質や鉄などが不足すると、髪が細く弱く見えやすくなります。
薄毛対策は育毛剤だけに寄せるより、睡眠・食事・頭皮環境をセットで整える方が結果につながりやすいです。

今日からできる現実的な対策は3つです。

1つ目は、分け目を固定しないこと。いつも同じ場所だと地肌が目立ちやすいので、少しずらすだけでも印象が変わります。

2つ目は、乾かし方。頭皮から乾かし、分け目と逆方向に根元を起こしてから戻すと、トップがふんわりしやすくなります。

3つ目は、頭皮の保湿。更年期は乾燥しやすいので、洗いすぎを避け、必要に応じて頭皮用の保湿ケアを取り入れると、硬さやかゆみが落ち着きやすくなります。

もし「急に抜け毛が増えた」「地肌が短期間で透けた」「強いかゆみや赤みが続く」などがある場合は、自己判断で引っ張らず、早めに確認するのが安心です。

更年期の薄毛は、原因が一つではないからこそ、生活・頭皮・習慣を整えるほど変化が出やすい領域です。

10年後も元気な髪でいるために、今の体の変化に合わせたケアへ切り替えていきましょう。

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執筆者

小田原慎

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