1日2回のシャンプーは逆効果?|結論:多くの人は「やりすぎ」になりやすい
結論から言うと、1日2回のシャンプーは逆効果になりやすいです。
特に50代女性(男性)は、年齢とともに頭皮のバリア機能や保湿力が落ちやすく、洗いすぎると乾燥・かゆみ・フケ・赤みにつながりやすくなります。結果として頭皮が荒れ、抜け毛が増えたように感じたり、髪が細く弱く見えたりして「薄毛が進んだ」と不安になるケースもあります。
なぜ逆効果?
なぜ逆効果になりやすいのかというと、頭皮には必要な皮脂まで落としすぎない“バランス”があるからです。洗いすぎると皮脂が奪われ、頭皮が乾燥します。すると体は守ろうとして皮脂分泌を増やすことがあり、乾燥しているのにベタつく、という状態になりやすい。
これが「ベタつくからまた洗う」につながると、乾燥→皮脂過剰→さらに洗う、という悪循環になります。
さらに、洗浄と摩擦が増えるほど、頭皮の刺激が増え、かゆみや炎症が起きやすくなります。
2回洗いたいたいときは
では、どうしても2回洗いたい日はどうすればいいか。ポイントは“2回ともシャンプー”にしないことです。
たとえば、朝に汗や寝ぐせをリセットしたいなら、基本はぬるま湯でしっかりすすぐだけでも十分な日があります。それでも気になる場合は、朝はごく少量のシャンプーで軽く、夜にしっかり洗う、という考え方が現実的です。
逆に、整髪料をしっかり使う男性や、汗をかく仕事の日は、夜にきちんと落とすことが大切です。
洗い方のポイント
頭皮を守りながら清潔に保つ基本は、温度と洗い方です。
お湯は38℃以下、予洗いをしっかりしてから、シャンプーは泡立てて指の腹でやさしく。すすぎ残しがベタつきを作るので、耳後ろ・襟足・つむじは丁寧に。
トリートメントは頭皮につけず中間〜毛先のみ。
最後に頭皮から乾かす。
ここを整えるだけで、ベタつき・かゆみ・ニオイは落ち着くことが多いです。
例外として、スポーツで大量に汗をかいた日や、仕事で強いニオイや汚れが付着した日などは、状況に応じた洗い方が必要です。ただし、その場合でも“強く洗う”ではなく“正しく落とす”が基本。
1日2回シャンプーが習慣になっている人ほど、まずは夜1回に戻し、朝はすすぎ中心に切り替えるだけで、頭皮が安定しやすくなります。
髪は一生のお付き合い。洗いすぎより、頭皮を守る洗い方を続けていきましょう。
執筆者
小田原慎
ルーチェグループ代表。美容業界25年、美容室6店舗経営。長年、多くの大人女性の髪と頭皮と向き合ってきたヘアケアの専門家。
美容師の経験から、お客様1人ひとりのお悩みに寄り添い、その方に本当に合うヘアケアをお伝えすることを、とても大切にしています。